比喩ログ

会話にオリジナリティを出す為に残した「比喩ログ」を紹介します。

『芸能人格付けチェック』に見る企画趣旨のズレ

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こんばんは。正月の夜、のんびりテレビを観ていたらどうしても理解できない番組があったのでエントリーしてみる。
 
その番組は、芸能人格付けチェック。
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特に毎年観ているという訳ではないけど、もちろん番組内容は理解している。
 
一流芸能人が、「価値の高いもの」と「低いもの」に対して、「価値の高いもの」をチョイスできるか否かを競う番組。例えば、「高級ワイン」と「安物ワイン」を目隠しした状態で飲んで、「高級ワイン」がどちらを当てるというもの。見事当てれば一流芸能人、外せば格付けが下がるという内容。
 
見どころは、大御所芸能人が「価値の低いもの」を選んでMCの浜田雅功に一刀両断されるところや、レギュラー出演しているGacktのホンモノを見極める力に感嘆する場面だ。
 
この企画の面白さ故、テレビ局の看板を担う正月の恒例番組である。この企画の発案者は大いに評価されるべきであるし、実際に評価されていると思う。
 
今年も、ワイン飲み比べ・演奏聴き比べ・肉食べ比べなどあらゆる出題があった。その中で、どうしても理解できない、番組の企画趣旨とズレているとしか思えない問題があった。
 
 
それは、第5問。
内閣総理大臣賞などの受賞暦がある小林國雄さんが作った1億円の盆栽」「餅やあんこで作った盆栽風のお菓子」を見比べる問題。
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おかしくね?( ̄O ̄;)
 
 
 
この番組の企画趣旨で考えると、「高級盆栽」「手頃な価格で買える普通の盆栽」を見比べて、どちらが「高級盆栽」であるかを当てるという問題になるであろう。
 
“同じものでも、より価値の高いものを選ぶことができるか否か”を判別するのが企画趣旨なのに、「盆栽」と「お菓子」を比較してどちらが盆栽かを当てるのは的外れもイイ所である。
 
お菓子よりも高価な盆栽かもしれないけど、今回の比較はより価値の高いモノを選ぶというよりも、実際の木であるか否かをチョイスするものであり、一流どうこうは関係してこない。
 
 
なんで、こんなことになったんでしょう?
番組の企画会議で、誰かこの点にツッコミ入れなかったのかな。どうしても気になって仕方ありません。更に言うならば、Gacktであれば“この企画会議のズレ” に一言あっても良かった様に思う。
 
テレ朝の看板番組で、優秀なスタッフが沢山集まってるはずなのに、なんとも不可解な一面でした。
 
それとも他に狙いがあるのでしょうか?
他の意見がある方は是非聴かせて頂きたいです。