比喩ログ

会話にオリジナリティを出す為に残した「比喩ログ」を紹介します。

【比喩 Vol.18】「時代」というものを秋元康ならどう例えるか

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かつては放送作家、今では作詞家としてAKB総合プロデューサーを務める秋元康

 

 

今の仕事をしている前と後では、秋元康に受ける印象が全然違う。大学生の時は憧れの存在で出版している本はたくさん読んだ。ドキュメンタリー番組も何回も観た。いま、企画をする仕事に身を置いて、秋元康の異次元さというか恐ろしさを感じる。彼の下で仕事をしたり、彼に認めてもらえるような企画を自分ができるかとよく考える。正直、現状では全然歯が立たない。いまの職場や業界で圧倒的な力の差を見せて仕事をするのが最低条件であることは間違いない。

 

そんな秋元康の書籍「企画脳」を久しぶりに読み返してみた。 

企画脳 (PHP文庫)

企画脳 (PHP文庫)

 

 

そこで、出てきた比喩を今日は紹介します。「流行」を創ってきた人間は「時代」を以例える箇所が2つ出てきます。

 

 

時代はケーキである。

ぼくらが子供の頃はショートケーキが王様であった。上にイチゴが可愛らしく載っている。その後しばらくしてキウイが輸入されてキウイケーキが登場し、チーズケーキがやチョコレートケーキがブームになったり、野菜ケーキがブームになったりする。だが、切った形が三角で上にデコレーションがほどこされ、下はスポンジケーキというスタンスはかわならい。時代の捉え方も基本的に同じ。

 

 

時代とはロングストレッチのリムジンだ。

いまはちょうど時代の曲がりで、そこを長い長い車長のリムジンが走ってきて、曲がろうとしている。同じリムジンに乗っていらながら、最先端に座っている人と後部座席に座っている人では見える景色が違う。

 

というものです。ちょっと説明不足かもしれませんが。。というか説明不足だと思う。ま、「企画脳」を読んで頂ければと思う。もしくは、秋元康のドキュメンタリーを観てみるだけでも、彼の一部を垣間見ることができると思う。

youtu.be

 

ほんっとスゲーーや。

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