童貞と処女がAV作ってる様なもの【比喩 Vol.36】
どうも、フーリガン野崎😎™です。
キャッチーな比喩に出会ったので紹介いたします。
この記事の目次▼
この例えの作者(HYULIST)
大王製紙元会長の井川意高。
本人も三代目会長であったが、不正に会社の資金を引き出し、カジノでの賭け金に流用した背任事件を引き起こし退任した人物である。大王製紙事件 - Wikipedia
どんな場面で使うの?
これはAbemaTV『AbemaPrime』内で、政府によるギャンブル依存症対策について苦言を呈した際のコメントである。番組内容については以下に詳細がまとめられているので、気になる方は確認して欲しい▼
私が気になるのは、「ギャンブル依存症対策」でも無ければ「童貞と処女が脚本したAV」でもありません。私が気になるのは井川元会長が使った例えです! この例えは控えめに言っても、中々同じ発想ができる人はいないと思います。
私は井川元会長の経営手腕やリーダーシップについて全く知りませんが、この例えを使えるということだけで、経営者としての力量があることを感じます。この発言と同じ意見を持っていたとしても、大部分の人は「ギャンブルの本質を理解していない政治家が、机上の上で考えた対策案など全く的外れなものである」という類の発言になるのでではないでしょうか?この意見自体は井川会長と同様ですが、きっとどのマスコミも報道することはないでしょう。何故ならば、そのコメントは平凡だからです。
井川元会長が使った”例え”は、相手により理解を深めてもらう為、相手の心に突き響かす為に使います。今回使った例えは、特定の人に向けられた言葉ではありませんが、この報道の見出し記事を見ただけで、メッセージが強烈に伝わったことと思います。
この例えの構造とは
この例えは、「ギャンブルの本質を理解していない政治家が、机上の上で考えた対策案など全く的外れなものである」という趣旨をキャッチーに言い換えたものです。
この比喩に公式があるとすれば、以下になります。
【公式】Aを体験したことない人が作る、Aを活用したものなんて的外れである。
いくつかアレンジしたとすれば、
- 『卵を割ったこともない奴が、親子丼の作り方を教える様なものだ』
- 『免許を持ってない奴が、F1レースに参戦する様なものだ』
- 『文字を書けない奴が、小説家を目指す様なものだ』
こんな感じでしょうか?割と展開し易い比喩かと思いますが、井川元会長の比喩ほどキャッチーではないですね。これは井川元会長が使ったワードが【アダルト関連ワード】 ということも関係していると思います。通常、あまり公に使いづらいワードを臆せず使うことだけで、キャッチーに伝わるとも言えますね。
因みに、以前サッカースイス代表のシャチリ選手が、『コンドーム』を例えに使った面白いコメントをしていたので、気になる方は是非ご一読ください。
終わりに
如何だったでしょうか?
今回はわかり易い構造であることに加えて、アダルトワードの使い勝手の良さを感じることができる参考になる比喩だったと思います。また良い比喩を見つけて記事にしていきます。