【比喩 Vol.18】「時代」というものを秋元康ならどう例えるか
かつては放送作家、今では作詞家としてAKB総合プロデューサーを務める秋元康。
今の仕事をしている前と後では、秋元康に受ける印象が全然違う。大学生の時は憧れの存在で出版している本はたくさん読んだ。ドキュメンタリー番組も何回も観た。いま、企画をする仕事に身を置いて、秋元康の異次元さというか恐ろしさを感じる。彼の下で仕事をしたり、彼に認めてもらえるような企画を自分ができるかとよく考える。正直、現状では全然歯が立たない。いまの職場や業界で圧倒的な力の差を見せて仕事をするのが最低条件であることは間違いない。
そんな秋元康の書籍「企画脳」を久しぶりに読み返してみた。
そこで、出てきた比喩を今日は紹介します。「流行」を創ってきた人間は「時代」を以例える箇所が2つ出てきます。
時代はケーキである。
ぼくらが子供の頃はショートケーキが王様であった。上にイチゴが可愛らしく載っている。その後しばらくしてキウイが輸入されてキウイケーキが登場し、チーズケーキがやチョコレートケーキがブームになったり、野菜ケーキがブームになったりする。だが、切った形が三角で上にデコレーションがほどこされ、下はスポンジケーキというスタンスはかわならい。時代の捉え方も基本的に同じ。
時代とはロングストレッチのリムジンだ。
いまはちょうど時代の曲がりで、そこを長い長い車長のリムジンが走ってきて、曲がろうとしている。同じリムジンに乗っていらながら、最先端に座っている人と後部座席に座っている人では見える景色が違う。
というものです。ちょっと説明不足かもしれませんが。。というか説明不足だと思う。ま、「企画脳」を読んで頂ければと思う。もしくは、秋元康のドキュメンタリーを観てみるだけでも、彼の一部を垣間見ることができると思う。
ほんっっっっっっっとスゲーーや。
【フットボール戦記】高校サッカー選手権ファイナル / 東福岡vs国学院久我山
いやぁ、強かった。90分間圧倒したという印象の東福岡。母校の躍進は心から嬉しい。
2点目のトリックプレーや圧倒的な攻撃力が話題になっているけど、個人的にはディフェンス面、特に前線からのプレッシングが印象に残った。ボールを奪われた瞬間のプレスは、ドルトムントばりに強烈な印象。何なら今期のチェルシーよりも鋭いプレスだった。前半から激しく行ってたから後半は少し落ちるかなぁ〜なんて思いながら観てたけど、全く落ちるどころかスコアに大差ができた後でも走り続けていた。ファイナル前日の報道によると、準決勝と決勝の中日に軽めのトレーニングではなく、激しくトレーニングをしていたという情報が出ていた。只でさえ厳しい日程を勝ち抜いて来たのに、中日まで激しく追い込むのがコンディション調整に重きを置かない”古いスタイル”の様に思えるけど、それでも最後まで走り切るんだから、指揮官の森重イズムは今年のチームにフィットしたんだろうなぁと想像する。
ここまで鬼の様に走らせるスタイルで選手を鼓舞できたのは、新チームに入れ替わった際に「史上最弱のチーム」と選手達に告げたことが要因ではないだろうか。一度プライドをへし折る経験が活きたのではないかと思う。東福岡のサッカー部員ともなれば中学時代は地元で有名選手という部員が殆ど。中学時代に県代表の10番を背負った経験があっても東福岡のレギュラーになれないなんてことはザラ。少なからずどの世代でもプライドがある。スタープレイヤーとして育った選手たちは、鬼の様に走らせるスタイルに対して不満を持っても不思議じゃない。だからこそ新チーム始動のタイミングで選手たちに「史上最弱のチーム」という認識を持たせたことが、始動方針にマッチしたのかもしれない。
部員数280人は全国最多。最早単なる部活動ではない。ゲームを観ていて勝ちを目指すプロ組織みたいなもんだと思った。特に試合終盤の森重監督の采配が気になった。明らかに優勝を手中に収めた後に、途中交代で投入した3選手の内、2人が2年生のプレイヤー。一般的な部活動ならば、ゲームの行方は決まっているし、3年生にとっては最後のゲームだからベンチ入りした3年生を起用するのが常ではないだろうか。高校サッカーだけでなく高校野球、高校ラグビー、高校バレーでも何でもそうだと思うが、東福岡率いる森重監督は来季のチームへの投資を選んだ。部員280人の内、3年生が何人いるかは知りませんがスタンドから応援していた選手だけでなく、ベンチから出場を望んだ選手達がいることを思うとピッチに立っている11人は最高に幸せだったでしょう。
森重監督がチームを評して、「For The Team」の視点では史上最強のチーム とコメントしていた。史上最弱と言われたチームのキャプテンを務めた中村選手にとっては最高の褒め言葉だろうな。
メモしておく企画・ネタ・アイデア/爆笑問題カーボーイ
釣りを新たな趣味にすることは出来なかった( ̄  ̄)
2016年の新たな趣味とする予定だった釣りに、釣られなかった。
今年から本格的に釣りにハマろうと、昨年末に一度釣り体験は積んだけども、結果釣りの魅力に浸かることはできなかった。理由は明白。気色悪い”エサ”を受け入れることができなかったから。
昨年どハマりしたゴルフは、ラウンドする度に大きなコストが掛かるのに対して、釣りは道具購入費を除くとコストはそれ程かからない。その都度掛かるコストがあるとすれば”エサ”ぐらい。あのクソ気色悪いエサにコストが掛かるのである。ここでエサの画像を挿入しようと思ったけど、気色悪すぎるので検索すらすることができない。やめとく。なんでこんなに気色悪いエサにお金出してまで釣りせにゃならんのだ!って感じです。お金払ってでも駆除したい対象ですね。
ということで、タイトルにもあるけど釣りは新たな趣味にならず。思えば、中学3年の時にもハマってみようかな?と思ったことがあった。当時であれば、虫の耐性も残っていたし、釣りの世界に入ることができたかもしれない。たらればだけど、やっぱりアクションは早いに限る。
ただ、この釣りを通して、新たな人の繋がりを手にすることができたし、海の魅力を再認識した。サーフィンでも何でもいいからコンスタントに海に訪れるキッカケがあると良いなぁと思う。今回、釣りをハマることは無かったけど体験してみることで、新たな思考に流れ着いているのでそれだけでも 釣果 があったとする。
【比喩 Vol.17】生き馬の目を抜く?!
金色のたてがみオルフェーブル。やっぱりキレイな馬だ。
「生き馬の目を抜く」という言葉をご存知でしょうか?
素早く行動するさま。他人を出し抜いて利益を得るさま。油断も隙もないこと。
誰がこの言葉を考えたのか知りませんが、
「生きた馬の目ですら抜き取ってしまうほど早い」 という例えが元になってるそう。
詳細はこのページから。
昔からユニークな例えをする人間がいたんですね。
【比喩 Vol.16】女の子が求めてるパンケーキみたいなクルマ
若き女性起業家「撮影女子会」プロデューサー・中村朝紗子
女子会のマンネリ化 に着目し、リムジン女子会やホテル女子会の様な"体験型"の女子会というジャンルで「撮影女子会」というサービスを生み出した女性です。おもしろい発想で、中々やり手な女性。アイデアもすごいけど起業に至るまでの決断がすごいなぁと感じた。その決断をするまでは普通の女の子だったんだなぁ〜と。
今日紹介したい比喩は既に”タイトル”に出てますが、それは以下の記事から抜粋したもの。「パンケーキは味よりも体験を売ってるんだなぁ」。女性ならではの視点。
クルマって全然可愛くないもの、女子離れ、若者離れしているものっていうイメージがありますよね。だからクライアントさんには「クルマをパンケーキみたいな存在にしてください」って言ったんです(笑)パンケーキって別にあれが食べたいわけじゃなくて、あれを食べている自分が可愛いんですよ。写真を撮って、写真をSNSに投稿するまでが パンケーキ。「燃費が良くなる」とか会社として自分が言いたいことだけを言っていても、女の子には何も響かない。自分が主役としてそこにはいれて、なおかつ可愛いシーンというのを作ってあげて、口コミやマーケティングを自発的に起こすことが重要。
詳細は、SENSOESの記事で確認できます。
やっぱり「バズ」を起こすにあたって”写真”がコアになってるサービスって強い。SNS時代では当たり前の話だけど、このサービスもその一つだなぁ。