【比喩 Vol.4】村上春樹に学ぶ、文学的なツッコミ。
どうもこんばんは。
ここ数日に渡って、一流芸人さんの”例え” を紹介してきました。
今日は芸人から離れて、小説家・村上春樹の比喩(メタファー)をピックアップ。村上春樹と言えば、日本が誇る世界的に有名な小説家です。その独特な文体で多くのファンを魅了してやまないですが、その特徴は何と言っても比喩(メタファー)、つまり例えの部分に現れているのではないでしょうか。
そんな村上春樹の『スプートニクの恋人』という作品の中で、冗談を言う相手に対して、登場人物が比喩(メタファー)でツッコミを入れているシーンがあるので紹介します。
くだらない冗談を燃料にして走る車が発明されたら、あなたはずいぶん遠くまで行けるわよね。
お村上春樹『スプートニクの恋人』
なんともお洒落ですね〜。ノーマルな関西人であれば、”アホか”とツッコミを入れる部分でしょう。それを村上春樹は、小説という舞台の上でこのような例えツッコミを入れたのです。これは、フット後藤・くりぃむ上田も真似できないですね。
皆さんも、時には文学的な”例え”を意識してみてはいかがでしょう?